もし私が事業家ならこのアイディアでビジネスすると言いだすのかなとか。実行にかかるのかなとか。もしやるとしたら何からはじめるのだろう?とか。数分考えて「違うな」と思ってすぐに考えるのをやめにした。
どうして違うと判断したのか、単純な理由で、一年後も何年後も情熱をもってこのアイディアを想い続けられないと思った。私はこのことに関してラクラクとこなしてしまっているし、一度も苦しんでいなかった。
あ、無理だなと。
苦しまないものはやめたほうがいい。
「苦しむ」って聞くと嫌だなと思いがちなんだけど、なんか近頃は感情的な苦しみを受け入れるようになったというか、共に歩けると考えるようになったんですよね。その場その場で苦しい感情は、受け止めきれなくてなんとか逃げようとしてしまうのだけど、何年後かに振り返ると、苦しみが生み出してくれるものや苦しみから身につくものが圧倒的に大きかった。
過去を遡ると、私の場合は美容かな。
美容は10代の頃に苦しんだ分野で、当時の仕事仲間の子達はみんな可愛くて自分でヘアメイクを施すのもとても上手にみえた。私はファンデーションもべちゃべちゃにしか塗れなかったし、髪のセットもいつも変でうまくいかなかったの。自分を綺麗にみせるのが仕事なのにそれがうまく出来なかった。超くやしくて、超くるしいわけですよ。周りと比較して自信も喪失してボロボロになるわけですよ。まあ、だからこそ、美容は研究しましたね。あらゆるジャンルを隅から隅まで一通り勉強して。そうすると美容研究は習慣化していつのまにか身につくわけです。今では美容のプロよりもプロだって自覚がある。それはあの時、めいっぱい苦しんだからそうなったんです。
苦しんで体得したものはかならず自分の言葉になるのでそこも好きな理由です。自分の言葉に出来るものは「説得力があるね」と言ってもらえる。そこから生まれるのが信頼性です。
そんなことを書きながらも、今日の私はまた、新しい分野に苦しんでいるわけです。まったくドエムですね。いま、苦しんでいるのは「マネジメント」です。ああーくるしい。マネジメント、まだ全然わかんない。笑
だけどこれも情熱をもって取り組むといつの日にかクリア出来てプロよりもプロになってしまう日がくるんです。いつも基準にしていることがあって「その道の先生になれるレベルまで追求する」がゴール設定です。だから、これでオッケーをだせた日にはプロよりもプロ。その快楽を覚えてしまったのでやめられません。
たしか、アサヒスーパードライのキャッチコピーが「クオリティ&チャレンジ」でした。いいコピーだなぁと思っています。感動は苦しみの遥か彼方にある。
冬、本格的に到来。だけど今年はクリスマスどころじゃなさそう!
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