2014年12月19日金曜日

いいデザイン

ー新しいコラムを立ち上げようとしている。今回はその件について。


三日前ぐらいにエッジの効いたコンセプトとともにアイディアが浮かんだ。これでいこう!と決めて書きはじめたはいいけれど、三日後にはもう既に、うーん。なんか微妙だなと感じてしまった。


あれはただの衝動だったか。
ざんねん。


世の中にはいいデザインとそうじゃないデザインが存在すると思っている。いいデザインには緻密な考えと計算がある。


たとえば、ルイヴィトン。

人生で初めてモノグラム柄を見た日には衝撃だった。それからしばらくいくつか愛用していたけれど、みんな持ってるじゃんという理由から10年ぐらいルイヴィトンから遠ざかっていた。でも最近また持ってみたらやっぱり心地がよかった。みんな持ってるじゃんは、みんなが持ちたくなるデザインだから仕方がない。時代がかわっても飽きない良さ、また戻りたくなってくる良さが、いいんだよなぁ。そういうものは閃きだけじゃ作れない。そこに計算と考えがなければ作れないと感じている。


で、コラムの話。


アイディアを一時消去したので白紙になってしまったんだけど、いいデザインをお手本に書いてみたいなと思うんだ。

まずは大前提、自分自身が長く愛せるものを。「20代だから書けたよね」といわれるような等身大コラムでオッケーなんだけど「30代になっても40代になっても振り返って読んでみるとなんか楽しいよね」と感じていたい。最高傑作が書けたと当時は思ったとしても、人間は成長していくから過去に書いたものが恥ずかしくなってしまうことがある。それじゃ、だめなんだよね。そういうのじゃ、ないやつがいい。

だから練らないといけない。感情にみせかけて感情じゃない部分をつかって書かないと、だめよね。


いい仕事は自分自身が長く愛せるものだ。限りなく自己満足に近いものが誰かの幸せとイコールになる。その状態を目指そう。


写真は叔母が20年前に買ったという、ルイヴィトンのエピ。持たせてもらったけどやっぱり良かった。構造も形も使いやすくてどんなスタイルにも合わせやすいように考えられていた。


こういった、計算高い親切を表現出来る人でいたい。











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