2015年5月30日土曜日

海の変化

何年か前、まだあまり社交的ではなかったころ。すべてを共有していたのはとてつもなく賢い人だった。私たちはお互いの仕事が終わるほぼ終電の時刻、駅で待ち合わせをしていろんな話をしながら帰った。


ふと思いだした。こんな話。


「変化」を海に例えると、表面の波をなんとかしようとしても変化しないんだね。本当に変化を起こそうとしたら、海底なんだよねえ。目には見えないけど、海底の岩が動くとやがて大きな変化が訪れる......


うろ覚えだけどその人が言いたかったニュアンスはこんな感じだった。わたしはポカンとしていたけど。概念が浸透するのに時間がかかったから、あれから表面の変化を何度も求めてきたわけなんですが。ここにきて、やっとあの意味が理解できた気がする。言葉のままに解釈するのと浸透するのとではレベルが違うね。 


ー変化は長くゆっくりと起こっていった。満たされていくと眼に映る景色が変わったようにみえた。


何をしていても最高の私でいられる確信を持ったとき、無敵になるのだと思う。ありのままの自分を生きて、花開くタイミング。その確信を、10代で持つ人も、20代、30代、40代で持つ人も、残念ながら一生持たない人もいる。



魅力にも才能にも限界がないと知っている。そんな状態になれてよかった。















2015年5月28日木曜日

マイルール

若いうちから人には出来ない経験をたくさんしたことにより”派手なもの”興味が湧かなくなった。というよりも、派手なものの限界を、知ることができた。表も裏も細部に渡るまで知ったから限界がみえた。

3年ぐらい前から、シンプルにしたいという欲求が芽生え始めた。最初は大きなスーツケース2つ分の荷物で生活していたんだけど、去年からスーツケースが1つになって、最近はスーツケースがさらに小さくなった。いろんなモノを持つよりも持たないほうが、今に集中出来て居心地がいい。そして削ぎ落とされている生活のほうが、美しいと感じる。

増やすよりも減らすほうが明らかに難しいと思う。頭を使わずに増やすことは出来ても、減らすことは出来ない。「これが本当に重要なのか」といつも問いかける。モノだけではなく全てにいえることで、人付き合いも、時間の使い方も。単純に忙しければいいってわけじゃない。余裕がなければ沢山の無駄を生んでしまう。

わたしはきっと死ぬまで働き、アクティブに動く予定でいるから、人生のはやい段階で「質」にこだわり、自分にとってもっとも心地よい生活と働き方を習慣化させていく必要があるのです。

やっと気づいたんだけど、
「自立」とは「自律」でした。

誰かの言うことに従うとか、みんながやってるからやるとかじゃなくて、マイルールを作り上げていくことに熱中する。そこに他人の意見も評価も持ち込まない。


要するに、孤独を楽しむってことね♡














 









2015年5月25日月曜日

エッセンシャル思考

最近、本ばっかり読んでいる。

何冊も読むからブログで紹介しきれないんだけど、今日読んでいたのは
 

「エッセンシャル思考」

めちゃめちゃ本質的、リアル、分かりやすい。何度も読みたい。最小の時間で成果を最大にするにはどうするか考えましょうという内容の本なんだけど、共感しました。実行しよう!


この本を読んでみて、人が陥りやすいパターンは世界中どんな人でもいっしょなんだと確信が持てた。睡眠時間を削ってまで働いてドクターストップがかかったジェフという人の話が出てくるんだけど「ジェフは療養生活のなかで、自分の生き方をゆっくりと見つめ直した。そして気づいたのは、働きすぎることはあまりにも簡単だという事実だった。」

そう、そう、本当にそうなの!

労働時間に依存したり、根性論に逃げたりして、頑張ってますアピールをしていた時代が私にもあったけど、あれはあまりにも簡単だった。そのステージにいる限り、価値ある生産ができているかどうかも曖昧。もっと中身、少なくてもいいから質にこだわる生産をやっていかなきゃと考えさせられましたね。

昔から好奇心が旺盛で、いつもアンテナ立ててどこかにいいものはないかなって探しているんです。いいものに出会うとインスピレーションが湧いてきて、大好きなんだよね。それで、いいものはどのようにして生まれるのかと考えてみると、外部との化学反応によって生まれるんだと思う。モチベーションが高い人たちが集まるとすごいものが生まれる。

たとえば、90年代のJ POPはクリエイターと歌手がみんな切磋琢磨して同じ方向を向いていた感じがあった。一切の妥協をせずいい曲を作ってヒットチャートを競っていた感じが楽しかった。わたし、あの時代に小学生だったから偶然歌うことが好きになったんだろうね。

「いいものが生まれる化学反応の場」は、時代によって移り変わる。

本当に今、ビジネス書がアツイと思う。去年ぐらいから特に。今年になってからさらに。あれだけいい本がいっぱい出版されていたら全体のレベルが上がるからもっといい本を出さなきゃいけないって循環が生まれて、本を書く方も編集者の方もきっと楽しいんだろうなぁって。そんなことを考えています。


では、私はまた続きを読みます。




















2015年5月21日木曜日

創造の原点

仕事を再生したくなった。
能動的な欲求。


受け身で働く仕事も継続するつもりではいるんだけど、受け身だけは、飽きちゃった。あ、わたし、いつでも新しい挑戦をやり続けていなければ退屈するんだって気づいた。どんな分野でもいいからそのときピンときたものを、やっていきたい。ワクワクしたい。だから、新しい扉を開こう。


驚くほどに物欲が満たされている。



「欲しいものはなに?」と聞かれて、2日考えたんだけど、情報や本ぐらい。やりたいことを実現するために情報は必要で、あとは最低限、綺麗でいるためのグッズ。


今、もっとも興奮するのは、クリエイティブな人たちが発信する情報。色んな本も読み漁って参考にしているんだけど、究極だなと思うのが、マトリックスの監督のウォシャウスキー姉弟。


映画化不可能と言われる作品を次々に世に送り出して成功している。特に尊敬するポイントは、ウォシャウスキー姉弟は東洋思想の影響をつよく受けていて、作品に反映させているんだけど、思想の扱い方がとてもいいなと思っている。私もカウンセラーの仕事を通して、無形の価値を広く一般的に伝えるのは誤解が生まれやすくて大変なんだって思い知らされた。どんな風に伝えたら拒絶反応がなく、初めての人でもすんなり入ってくれるかなぁと、つねに研究しながら言葉を選んでいった。


だから言える。相手の立場に立って、無形の価値を伝えて、なおかつ感動を生み出すのは、かなり高度なテクニック。


2013年に日本で公開された「クラウドアトラス」という映画は、輪廻転生を題材としている作品で、個人的に大好き。実験的な映画すぎて、ハリウッドはお金出さなかったから中国がお金を出して映画化出来たらしいんだけど、そのプロセスを知りたい。


成功してる人たちが仕事をつくるときには、どんなことから考えて、どのように実行するんだろうか?








あこがれ*\(^o^)/*








2015年5月20日水曜日

読書

今週の読書はこちら。


堀江貴文さんの「ゼロ」と長谷川朋美さんの「好きなことでお金を稼ぐ方法」です。何度も繰り返し読んでいます。 

私がこの本を読んでいる理由は、明確です。仕事嫌いを完全に克服したいから。正直にいうと、仕事が楽しいという気持ちがある反面、仕事嫌いの気持ちもどこかで持ち合わせています。 


というのは、私は長いこと、無理をしてきてしまったんです。とても忙しかったのもあるし、お客さんが必要としてくれているから体調が万全じゃないときも今はやらなきゃとか、他に代わりができる人がいないから私が頑張ろうとか、責任感と役に立ちたいがゆえにはじめた無理が積みかさなって、いつしか、自分の範囲をこえた余裕のない働き方をするようになっていました。お休みをゆるしていなかった。それが何年も続いてしまったんです。


倒れたのは自業自得なんですが、それからというもの、仕事に対するイメージが悪いどころか怖くなってしまい、かなりつらい想いもしてきました。


一度苦手になってしまったものを、もう一度好きになるには時間がかかります。だけど、諦めたくはなかったんです。

いつかまた、もっともっと仕事を好きになれると数パーセントでも信じた。それを続けてこられたのは、私自身、苦手を克服した経験があるからです。


かつての私は、学校と勉強が大の苦手でした。友達に会うとか、体育や給食の時間は好きだったけど、勉強は苦手でした。時間とは命なので、小中学校合わせて9年間もの長い期間を、将来使うかどうかも定かではない、机の上の勉強にかけるのが意味不明と思っていました。


その記憶から勉強も読書も嫌いだった。逆転したのは、26歳のとき。


毎日のように会っていた友達が、勉強が大好きな人だったんです。彼女は私にわかりやすい例え話を使って、歴史の話をしてくれたり、勉強の魅力を教えてくれた。あの時間が本当に楽しくてわくわくしたから勉強の見方が変わったんですよね。今では、寝るのも食べるのも誰かと会うのも忘れて、勉強に集中出来るんです。本当に何時間でもハマっていられる!


あの経験からいえるのはひとつだけで、仕事嫌いを克服するには、仕事が好きで好きでたまらない友達と遊んだり、仕事が好きで好きでたまらない人の考え方や、価値観をたっぷり浴びることなんだと思います。野菜嫌いでも創意工夫をして、美味しく食べられるように料理すると変わったりするじゃないですか。嫌いを好きにするには、抵抗せずに嫌いだと開きなおる。そして、視点を変えること。


ビジネス書は、先人の知恵だと思っています。同じ時代、同じ条件で生きている先輩たちが書かれているので、きっと自分と同じようなところで煮詰まったり、失敗もあると思うんです。

この二冊は「シンプルにまとまった知恵」がたくさん詰まっていました。全速力で追いかけて追いかけてもいい意味できっと届かない方たちです。







信頼と尊敬。










2015年5月19日火曜日

振り幅

今日は、美容院へ行った。



美容師さんと相談して髪型をわざとオシャレじゃない方向性にした。誰がみても嫌われない見た目にするために。


「お仕事はなにやってるんですか?」
と聞かれたときのために、メインストリームの職業を本業にした。



この見た目でこの職業ならだいたい性格はこういう感じだろうと、初対面の人に爽やかな印象を与えるために。




無害、無毒、安心安全。

無害、無毒、安心安全。






ところがドッコイ。
そんなわけないじゃん。




という、ギャップが大事よねー。 
って、語り合ってました。


見た目通りの中身なら、面白くない。



欲しいのは、振り幅です。
振り幅のために努力します。




一人の人間のなのにいろんな人がいるなと思うとギャップになるわけです。魅力を感じるんですよ。ハマっていくんですよ。少なくとも私はそうでした。中毒レベルにハマった経験もあります。


いろんなアトラクションを持ちたいものですね。




♡大人のディズニーランド♡




































2015年5月16日土曜日

あがりっ!

昨日は特別な日だった。

みんなに似たような体験があるのかは、わからない。こんなことを誰かに話したこともない。特別な日だから、書き残しておこう。昨日は4年に1度ぐらいのペースで訪れる「あがりっ」って感じの日。


もう自分を隠す必要なんてどこにもないと思う。私がしてきた失敗について書く。私は、物心ついたころから、精神的に誰かを頼ることを、してこなかった。親も家族も先生も。子供らしくするというよりも、大人の考えを察知して、周囲の人間関係に気遣いすることを先に覚えたように思う。

学校の勉強が好きではなかったから、好きでもないことをしながら学費がかかるのは親に申し訳ないし、自分でも無駄だと感じて、15歳の頃、そろそろ家を出たいなと思った。目的もないまま学生をやって地元にとどまったらこのまま落ちぶれそうだと危機感を感じた。そうしたら、オーディションがあった。これを受けたら東京に行ける!と思った。16歳から働いて過労で倒れる24歳までノンストップ。自分のペースで進めないのが嫌いだから20歳からフリーになった。若い人だってみられるとマイナスになる場合もあると思ったので、年齢を誤魔化しながら働いてきた。辛いこともあるんだけど、根本的にある想いは自分でなにかを掴みとる日常が刺激的で楽しかったんだと思う。そんな日常は、2011年の夏に崩れた。

なぜ倒れたのか当時は分からなかったけど、今ならきちんと説明がつく。私がした最大の失敗は、子供心を置き去りにしたことだった。長女だったのと、年下の子たちの面倒をたくさんみてきたこと、大人の考えを察知出来てしまうことから、小学3年生ぐらいから、自分を「大人」だと完全に認識してしまった。大丈夫じゃないときもみんなの顔色を伺って、心配させないように、迷惑を掛けないようにと、大丈夫そうに振る舞い、みせてきた。それは、つよがりと同時に周囲に対する思いやりでもあった。甘えるとか、反抗するとか、子供が本来踏むべきステップを踏まないまま、年齢だけ大人になってしまった。階段を飛ばしたツケがきた。放置していた子供心は知っていた。限界になって暴れたんだと思う(笑) 

倒れてからの4年弱、その穴を埋めるための期間だった。人に甘える、家族に甘える、堕落したよくわからない生活を送ったりもした。全力疾走してきた8年間と比べたら時間は半分なんだけど、永遠のように長かった。

今振り返ると、無駄にみえることは無駄じゃなかったんだと思う。合理的に生きるなんて不可能で、無理をするのも不可能で、人間的に精神的に満たされていない限り何をやったって幸せには辿り着けない。遂に穴埋め期間をやりきって「あがり」がきたんだと感じた。

今日は昨日までの考えがとても未熟だと感じる。というか、もう既に理解ができなくて笑ってしまいそうなんだ。大人の顔をして、大人のポーズをした中身の追いついていない子供は、いったいなんのためにあったのか、今はもうすでに、謎である (笑)


早速、マイルールを更新した。新しい価値観で未来を創造するために。

これはまだまだ1ページ目なんだけど、もっと細部まで考えてシンプルにして、生活に落とし込む。クリエイティブに生きていきたいと思う。

















































2015年5月14日木曜日

冷静と情熱のあいだ

三週間も続いた風邪をやっと乗り切った。病院二回も行った。何日もフラフラした。いつでもパーフェクトじゃ、ないね。


もう15年前の映画をレンタルして、観ました。冷静と情熱のあいだ。


この映画は、竹野内豊さん主演の男性目線の恋愛物語。男性の愛情深さとひたむきさが感じられる作品です。


今の時代はスマホに慣れてしまって、世界中どこにいても誰とでもコンタクト出来てしまうので、もしかしたらここまで深く、ひとりの人を想って、再会を奇跡のように果たして喜びあうみたいなことは、リアルでは減っているかもしれないよね。映画の中で主人公同士、文通してるんですよ。たった15年でここまで世界の常識が変わったのスゴイなんて思いつつも、見入ってしまった。


私は女で性別は違うんだけど、男の人をすごく信じている部分があるんです。男の人の純粋さと愛情深さ、あれには勝てないと常々思う。

女はいつでも愛情を言葉にしてほしいと求めるんだけど、男性は本当に愛情が深まると、言わなくなる。言えなくなる。この映画を観て反省しました。個人差や想いの大小はあるにせよ、男性、こんな気持ちで接してくれていたのかなぁって。

この映画では、主人公の女性はとっても傷つきやすい人格で、表面的にはクールを装いながら本質は孤独で脆くて、心を閉ざしているんですよ。女性の気持ちが痛いほど分かる。だけど、男性は更に深い愛情で包み込むように見守るんですよね。台詞のひとつひとつが、いいんです。あんな風に想われたり愛される体験をすると、人生観、細胞の隅々まで、変わりそうです。

泣くどころか私は嗚咽でしたけど(笑)


特に、パートナーがいる女性にお勧めです。彼の愛情をこの映画越しにみることができるかも。















2015年5月9日土曜日

優秀なプレーヤーは、なぜ優秀なマネージャーになれないのか?

今日は、この本を手に取りました。まさにタイトルのまま、ずっと疑問を抱いていた内容だった。釘付け。


プレーヤータイプなのかマネージャータイプなのか、みんな、知っているのかな?そもそもこの概念を知っている人がどれぐらい、いるのかな?そこを認識しているだけでも、苦手なことに割く時間を得意なことに割いて効率があがったり、しますよね。


とっても分かりやすい本。


個人的な話をすると、私はプレーヤータイプに絶対みられるんだけどラクなのはマネージャー。じつは、自分だけに集中できない。いつも誰かのことが頭にある。自分の利害のために動くのが嫌い。究極的なことをいうと、周囲のために自分を捨てられる。それが幸せだと感じるタイプ。
  

一度、芸能界を引退したのも、すごい人たち(プレーヤー)をいっぱい見てきて、プレーヤーじゃないなと強く感じて、人をサポートするほうに惹かれてその後はマッサージセラピストになっちゃったの。笑

いろいろあって現在は、プレーヤーみたいなこともやるわけなんだけど、今回のプレーヤーは企業を広告するモデルの立ち位置だから、なんか、プレーヤーのようでちょっと違う。ピッタリきてる!

プレーヤーを一言でいうと、無邪気な子供のよう。マネージャーは、母性の要素がつよいよね。プレーヤーを目の前にすると、戦う勇気など起こらず、このひとの素晴らしさをどのように拡大できるか、そんなことばかり考えてしまいます。

考えてみたら私の隣にはいつも優秀なプレーヤーがいました。































2015年5月1日金曜日

GW

前回の記事から一週間。
気が付けば世間はGW....

映画観て毒を抜き風邪引いて長引き寝込み、やっと今夜、復活!


年に数回、寝込む時期があるんだけど、寝込む時期には必ず意味があるみたい。今回もまた、大きな切り替えのタイミングだった。


心から欲しいものが、もう明確。
やるべきことが分かってる。そこにただ、集中して向かえばいいだけ(^^)
 


好きなことより得意なことを本業にするってシフトした。好きなことでうまくいくには苦労と時間がかかる。周りの人も応援するかどうかわからない。得意なことをやっていると、違和感がないみたいね。少しの努力で結果になりやすいし応援もされやすい。それなら得意なことを、やったほうがいいや。
 
私、6歳からステージの上にいたから、人前でなにかをやることが染み付いているみたい。7年もブランクがあったのにすぐ感覚を戻せたのが嬉しかったの。先週、オーディション中、目覚めた✨って感じがしたんだよね。初めて幼稚園のステージに立った時に感じた「なんかこれ得意かもしれない」って感覚、甦ってきて!


これからは、得意なことをもっといっぱいしていきながらもっともっと好きになりたいって思います。


無駄な抵抗は、やめよう(笑)




※写真は、二階堂ふみさん。
「地獄でなぜ悪い」の演技が印象に残って出演作、また観ようと思った。